俺とコイツの推しはサイコーにカワイイ

舞台が田舎の小学校とかなら・・・
俺とコイツの推しはサイコーにカワイイ (GA文庫) - りんご かげき, DSマイル
俺とコイツの推しはサイコーにカワイイ (GA文庫) - りんご かげき, DSマイル

街に小中高と1つずつしか学校が無いせいでメンツが変わらず、ゆえに小学校の頃でぼっちした3人はそれぞれにぼっちのまま高校まで来て、グループを作る必要に駆られた際にはひとまとめにされてきた。
あくまで「それぞれにぼっちしてた3人」であって「全体から孤立した3人組ではない」、そんな3人がうち一人の電脳アイドル活動をきっかけに友達になるというお話。

うーん、別に悪いとまでは言わないんだけれど、そもそもの問題として舞台設定に対する違和感とか、キャラの情緒的な部分への違和感とが漂い続けたというのも正直なところ。

なんというか「田舎の一クラスしかない小学校を舞台にした話」ならとても腑に落ちるストーリーなんだけど、3クラスある高校の時点でそのぼっち×3を一まとめにし続けた環境というのに素直にうなずけないし、キャラの情緒や行動(例:男子の腕嚙むJK。「お前」からいきなり「下の名前+ちゃん」呼びetc)もいまいち高校生感のない、それこそ小学生かよ的な印象が強い面もあり、そういった諸々に癖のある一人称の地の文とが合わさって素直に心情に共感・没入できるかというとちょっと難しかったという感じ。

また悪役として登場した赤山君に関しても学校においてどういう立ち位置なのかも分からず、動機も薄く、結果として単純にクズい割に悪意も薄いというか舞台装置以上の存在感が無い。


同じぼっちとして見るとぼっち特有の思考というかそういう部分はそこそこに描けていない事もないですし、ギンガちゃん(アゲハ)の独特のゴーイングマイウェイなテンポと性格のキャラ付けと動画進行や、一人足掻いていた心の内とかからの「友達出来たよ」っていう報告はちょっとウルッと来ちゃいましたけど。


つまらないという事はない、読みやすいかと言われると頷けない。
不器用3人の青春物語に眩さを感じないこともない。
うーん、総合的には佳作・・・か、その一歩手前かなぁ。
2巻はどうすっかね。

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