ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~

いつものごとく、今更読み始めました。
ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~@COMIC 第4巻 (コロナ・コミックス) - 杜乃ミズ, 餅月望, Gilse
ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~@COMIC 第4巻 (コロナ・コミックス) - 杜乃ミズ, 餅月望, Gilse
ブックマーク自体はずいぶん昔にしてたんですけどね。
イマイチ読み進める気力が湧かなかったもので放置していたんですけど、前回ご紹介した「ここではありふれた物語」が500話超えてもなんか主人公が全然精神的に成長してくれなくて「二度と転生しないために不死になって孤独に永遠を過ごすんだー!」のスタンスから進展がないので気分転換にこちらに手を出してみたり。
あれ、精神的に成長するんですかね?なんかしないまま終わりそうな気がしてきてるんですけど。


で、ティアムーン帝国物語のお話。
こちら、既に10巻まで書籍化、さらにコミック化もされている作品ですね。

悪人というわけじゃないけどお馬鹿で我儘に育った帝国のお姫様が革命によってギロチンで処刑されたその瞬間、11歳だか12歳の頃に戻って・・・というタイムリープ的な導入の作品です。
革命からギロチン処刑までのあれやこれやで「少しだけ」他人に対して優しくなったお姫様がその変化に対して勘違いに次ぐ勘違いを繰り返したことで「帝国の叡智」などと呼ばれカリスマになるもその実態は小心者でお馬鹿な自分ファースト思考のお姫様のまま。
そんな勘違いによるハリボテ評価をギロチンの恐怖におびえながら維持して自分の未来を掴もうとする奮闘記ですね。


この作品のツボは主人公のお姫様、別に改心はしていないという事である。
ただちょっとだけ他人にも優しくなっただけなのである。
その「ちょっと」に、最初期にかつての記憶を頼りに取った行動がもたらした先見性という評価が掛け算されて、あとはひたすらに運・運・運である。
なんかしらんがかつての出来事に対するちょっとした報復のつもりの軽い嫌がらせも、特に考えのない行動も、無い知恵絞った行動も、とにかくあらゆる行動が事態を大きく良い方向に動かす、動かす、動かす。

おかげで雪玉が坂道を転げ落ちていくかの如く彼女の評価は大きく膨れ上がっていき、敵は警戒し、味方は信仰し、その期待と敵意のすべてをも巻き取ってさらに評価を上げていくというドタバタコメディ劇。

これに尽きます。


頭空っぽにして読める作品ですね。
1話辺りのテキスト量は控えめですが話数はこちらも800話近くあってホクホクです。

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