はぐるまどらいぶ。

くっそ熱い。
はぐるまどらいぶ。 1 (オーバーラップノベルス) - かばやきだれ, 杉浩太郎
はぐるまどらいぶ。 1 (オーバーラップノベルス) - かばやきだれ, 杉浩太郎

昔、参考にしてるラノベの書評サイトでおススメされていた作品で2018上半期の好きラノ1位も取っている作品なんですが1巻打ち切りっぽいんですよねー。

で、まぁそれ自体は残念なんですけどウェブの方はちゃんと続いてくれているんで読もう読もうと思ってはいたんですがなんと1000話超えしてるんですよ、現時点で。
更新も全然途絶えてねーし。
ただまぁだからこそちょっと二の足踏んでるうちにちょっと記憶からすっぽ抜けちゃってたのをブックマーク整理してたら発掘したんで良い機会だと読み始めたんですがめっちゃ熱い!


世界観的に魔法があるんですけど、同時に15歳までに魔法を覚えられなかった子供は教会で神様に能力を貰うという風習もある世界なんですね。
そして主人公のアンティはこの能力おろしと呼ばれる風習で不思議な能力を貰うのです。

それが歯車法。

誰も見た事も聞いたこともない能力。
ただ歯車を出すというヘンテコな能力。

これはそんな不思議な能力を携えた元気でまっすぐな女の子の物語です。


大まかに魅力は2つ。
といってもまだ自分が読んだのは序盤も序盤までなんで今後増えていくかもしれませんが。

とりあえず1つ目。
よくわからない歯車を出すだけの能力である歯車法。
始まりはただの能力でしかなかったそれがとあるきっかけで能力使用のサポートを行うAIのような存在になるんですね。
そしてそんな意志持たぬただ与えられた質疑に答えるだけの存在だったはずのソレを1個の人格のように扱ったアンティに応えたソレはどんどん成長していって・・・という。
人と遜色のないタイプのロボットじゃなくて、ロボットロボットしたロボットというか。
暗殺教室の律ちゃんとか・・・ポジション的な部分も考えると一番近しいのはやっぱフルメタのアルとかかな?

文字通りの相棒足りうる人ならぬものとしてのキャラクターの魅力。
自分をあくまでそういうツール的なモノに過ぎないと定義するのに対してお前は私の相棒だと、お前が応えてくれたから私があるんだ、っていうアンティの殺し文句とそれに応えるこの2人の、以後の丁々発止のやり取り・相棒感は実に溜まりません。


もう一つがドストレートな主人公アンティのキャラ。
凄いイイ子。
そしてそんなイイ子に育った経緯が分かる両親の人格者っぷりというか愛情というか。
魔法が使えないというのは一種の落ちこぼれとして扱われる世界で、決して裕福とは言い切れない食堂経営者である両親が多少の無理をして通わせてくれた学校。
それでもやはり魔法は使えなくて、能力おろしで得た能力も意味が分からないし使えるとも思えない。
そんな自分に落ち込むアンティを、アンティがアンティであるだけで私たちは愛しいんだっていう序盤のエピソードがもう凄い良くてね。

素敵な両親に愛されて育ったからこそのこのアンティのキャラかっていう「にせもののゆうしゃ」のお話。
さらにそんなアンティの姿を見て成長する悪ガキたちの顛末。

好き!もうすっごい好き!最高に好き!
文章なのかな?凄いストレートに訴えかけてくる言葉選びやセリフ回しのセンスかな?
物語の熱を、キャラクターの熱を十二分に伝えてくれるんで、もうボロッボロに泣きました。

誰かの為に、何かの為に前に出られるアンティはとても素敵な女の子です。



まぁそんな感じでまだ100話ちょっとくらい、現時点での更新の全体の1割くらいしか読んでないんですけどハマっております。
コミックもあるのでそちらで試してみても良いのかもしれません。
はぐるまどらいぶ。(1) (ジャルダンコミックス) - かばやきだれ, 紺藤 けい
はぐるまどらいぶ。(1) (ジャルダンコミックス) - かばやきだれ, 紺藤 けい

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