すずみんは肉食系火竜

漫画の「絶対可憐チルドレン」、あれの超能力を竜の力に変えた感じ?

すずみんは肉食系火竜 (ファミ通文庫)
エンターブレイン
西野吾郎

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「やっぱり、こうちゃんの匂い大好き。・・・・・本当に、良い匂い・・・」
「もう、我慢できないよ・・・・・わたし、こうちゃんがほしいな」



読んでいる最中にそんなイメージが浮かびました。

噛み癖のある女の子って良いよね?

って事で、とりあえず「好きだから食べたくなっちゃうヒロイン」というのは良かったので、そこの暴走癖をもう少し頻度を増やしてくれると個人的には萌えツボを刺激してくれて良いんじゃないかと。
ファイアーブレスで丸焦げは面白さがどちらかというとビジュアル的なものだと思うので推すなら「あむあむ(ガブリ)」の方だったと思うの。
いやね?嫉妬の炎でファイアーブレス吐いて丸焦げにするんなら良いんだけどね。
ただの制御不能な力の暴走じゃアピールポイントとしては弱いんだよなぁ。
べっ、べつに自分の嗜好を押し付けてるわけじゃないんだからねっ!

読んでいる最中はわざわざ超能力を竜に置き換える意味がわからなかったのだけれど、改めて考えると竜の力という設定故にその設定がであるのであれば、意味もあったかと思いなおしました。

ただまぁ、それ以外の・・・というかシリアス部分とかバトルに関しては絶チルの劣化版に近いかな。
あの作品ほどに竜の力を持つものと持たないものの溝のようなものが描かれていないので龍道派の思想にいまいち賛同は出来ないし、力の質なんかはあまり差別化がないし、数値とか具体的に出されてもインフレの元としか思えないし。
最終的な落とし所を主人公が見つける展開も正直「なんだかなぁ」だし、色々と厚みというか深みが足りない。
シリアスってのは土台と展開とキャラの心情がしっかりしてないと途端に陳腐に成り下がると思うんだよなぁ。

掛け合いや主人公のキャラもなんかまぁ一山いくらでどこかにテンプレ集が売ってるんじゃないかっていうレベルのどこかにありそうなよく見た掛け合いで真新しさはないし。
蓮華ちゃんも微妙にアホの子臭漂わせているのは良いんだけれど、それをツンデレ臭が微妙に打ち消してるんですよねぇ。
恋愛方面はほとんど幼馴染とのラブラブ一直線なのだからツンデレ要素は廃してすずみんとの友情に主眼を置いてくれても良かったと思うの。

そんなわけで光るもの・・・・というか個人的に好きな部分もなくは無いけれど同時に粗も多い作品でした。
あぁ、でも最後の映画オチは良かったですね。
コメディとしてなかなか秀逸なオチだと思います。


作者の著書
https://otakunokouta.seesaa.net/article/201205article_70.html(SUSHI-BU! 2貫目)
https://otakunokouta.seesaa.net/article/201202article_2.html(SUSHI-BU!)

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